【感想レビュー】おむすび第12週「働くって何なん?」を振り返る
2024年12月19日に放送された『おむすび』第12週「働くって何なん?」は、視聴者の間で賛否両論を巻き起こしました。本レビューでは、SNSで話題となった意見やエピソードの内容を整理しつつ、つまらないと評価された理由について深掘りしていきます。
つまらないと感じた理由と感想
四ツ木のキャラクターに共感できない
視聴者の中には、「四ツ木が何を大切にしているのか分からない」という声が多く見受けられました。例えば、以下のようなツイートが話題になっています。
「あと四ツ木は何を大切にしてるかわからん。自分の肩も彼女も何も大事にできてない。」 — キキ@多忙 (@mayu_llc)
四ツ木は主人公・結(ゆい)の恋人という重要な役割を担っていますが、その行動や発言が一貫性に欠け、何も大切にできていないように見える点が視聴者をモヤモヤさせています。このようなキャラクター設定の曖昧さが、物語全体の説得力を損なっていると感じる人が多いようです。
新人教育の描写が非現実的
もう一つ話題となったのが、新人栄養士・結に対する職場の対応です。
「新卒の新人にいきなり『今日の昼メニュー作ってみろ』とかある?いやないだろ!!」 — しら菊 (@srgk)
視聴者は、新人教育として適切でない無理難題が結に押し付けられる描写に違和感を抱いています。現実的ではない状況設定が、視聴者の没入感を削ぐ原因となっているようです。
ストーリーの矛盾と破綻
ヘアサロン・ヨネダのエピソードに関しても、ストーリーの整合性を疑問視する声が上がっています。
「ヘアーサロンヨネダ、客が来なくなったからホームページを作るか作らないかで喧嘩してたはずなのに、次々に客が来て店主が疲弊してるって矛盾してない?」 — Momoka KOBA (@yuka_nak2)
このように、エピソードごとの矛盾点が視聴者に混乱を与え、物語のクオリティに疑問を抱かせています。脚本の整合性に欠ける点が、全体的な評価の低下につながっていると言えるでしょう。
「働くって何なん?」というテーマの浅さ
第12週のテーマである「働くって何なん?」という問いかけについても、SNSでは批判的な意見が多く見られました。立川料理長の「新人を意図的に失敗させて鼻っ柱を折る」という教育方針には以下のような意見が寄せられています。
「わざと失敗させる教育って平成の新人教育そのままだよね。しかも責任転嫁ばかりで見ていられない。」 — 議員ファーストの会 (@giinfirst)
働くことの意義を深く掘り下げるべきところを、パワハラや不条理な状況描写で埋め尽くしてしまったため、テーマ性が薄まり、視聴者に響くものが少なかったのではないでしょうか。
総評:『おむすび』第12週の問題点
今回の『おむすび』第12週「働くって何なん?」は、キャラクター設定の曖昧さやストーリーの矛盾、テーマの浅さが原因で、多くの視聴者から低評価を受けた回となりました。特に、社会問題や職場の在り方を描く際のリアリティ不足が顕著であり、視聴者を引き込む力に欠けていたと考えられます。
次週以降では、ストーリーの整合性やキャラクターの成長を期待する声が多いです。視聴者が共感できるドラマとして再起することを願いたいですね。